プロパンガス料金
にまつわるお話
ご存知ですか? プロパンガスはガス会社ごと・ご家庭ごとに料金が違う「自由料金制度」です。
ガス料金の安いガス会社に乗り換えるだけで、平均25%もお安くできます。 なぜ、そんなに安くできるのか?
それは今お使いのガス会社とプロパンガス業界に秘密があります。
実はプロパンガスは都市ガスと違い公共料金ではありません。ガス会社が独自の価格で販売をしています。 また、昔ながらの地域密着型個人商店が多いのも特徴です。
そのため、プロパンガス販売事業者の多くが高い利益を上げるため、ガス販売価格を業界全体で高値安定にして、販売を続けてきました。
その結果、LPガス料金は高い、都市ガスは安いといった間違ったイメージが 浸透してしまったのです。
さらに、プロパンガス販売事業者の多くは、自社の料金メニューを一般に広く公表していないことから、消費者はガス販売価格を比較することすらできませんでした。 そのため、ガス会社間で、料金・サービスの競争が起きず、料金体系も不透明になっていきました。
このため、資源エネルギー庁では、LPガス料金の透明化及び取引の適正化を 図るため、2017年に2月に「液化石油ガスの小売営業における取引適正化指針」いわゆる「取引適正化ガイドライン」を策定し公表しました。
この取引適正化ガイドラインにおいては、自社の標準的な料金メニュー等を 一般に広く公表することなどを求めています。
それを受けて、プロパンガス販売事業者の多くが料金を開示するようになったのです。 全国に約18,500ものプロパンガス販売事業者がありますが、2017年3月時点 で、ホームページで料金を公表している事業者はたった2%あまりで約240社程度しかあリませんでした。しかし1年後の2018年3月には32.9%まで上昇し ています。 また、何らかの形で料金を公表している事業者は全体の64.2%まで上昇し、 やっと消費者が料金を把握できるようになってきたのです。
しかし、まだまだLPガス料金はブラックボックスです。 LPガス料金を「公共料金」と勘違いをして、高いまま払い続けている人が多いのも事実。
我々がガス料金のご案内・無料見積を始めた当初は、疑いの目を向けられて いました。 「安くなるはずがない。怪しい」「どうせ、初めだけでしょ?』と相手にし てもらえないこともしばしば。
しかし、我々自身も「ガス料金を公平なシステムにする」という使命を持って、さらには業界の適正化を図るため、地道に案内を続けてきました。
転機を迎えたのは、2016年の電力自由化、2017年の都市ガス自由化です。公 共料金の全面自由化が始まり、やっと消費者の関心がプロパンガスにも向け られたのです。
今では、ご案内すると「早く切り替えればよかった」「そんなにLPガス料 金って安くできるんだ」「教えてくれてありがとう」と喜びの声をいただくことが多くなりました。
でも、まだまだこれからです。 全国約2,400万世帯の家庭用燃料として利用されているプロパンガス。 災害時には一番復旧が早いライフラインとして「最後の砦」として位置づけられています。
これからもより多くのお客様の生活が豊かになるように、案内を続けていきます。